サーバーライブラリ(タスク間通信)

HIPCのタスク間通信ライブラリは、OS無しシステムでリアルタイムタスクとHIPC通信タスクが通信するケースを主眼に設計されている。 例えば、タイマ割り込みでリアルタイムタスクの処理を行い、main関数からHIPC通信用の関数を呼ぶような実装である。 このタスク間通信ライブラリは組み込みOS上でも利用可能であるはずだが、OSを使用する場合はOSが提供するタスク通信用APIの利用を推奨する。

Doxygen

キュー: <hipc/queue.h>

初期化

まず、「キューに出し入れするアイテムのサイズ」に「利用するスロットの数」をかけた大きさのバッファを用意する。 次に、このバッファのアドレス、アイテムサイズ、スロット数を引数にしてhipcQueueInit()を呼び出す。

キューにアイテムをプッシュする手順

  1. hipcQueueFull()を呼ぶ。キューが一杯になっていなければ、この関数は空きスロットのアドレスを返す。
  2. 1で得られたアドレスへデータを書き込む。
  3. hipcQueuePush()を呼ぶ。

キューからアイテムをポップする手順

  1. hipcQueueEmpty()を呼ぶ。キューが空でなければ、この関数は先頭アイテムのスロットのアドレスを返す。
  2. 1で得られたアドレスからデータを読み込む。
  3. hipcQueuePop()を呼ぶ

注意事項

パラメータ用バンク: <hipc/pbank.h>

概要

使い方


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Last modified: 2015/07/27 08:00:59 +09:00