hipcdump
- サーバーとクライアントの間でやりとりされるHIPCパケットを表示する
hipcdump LCMD RCMD
hipcdump
はLCMD
とRCMD
で指定された2つのコマンドを実行し、LCMD
の標準出力から受け取ったHIPCメッセージをRCMD
の標準入力へ、RCMD
の標準出力から受け取ったHIPCメッセージをLCMD
の標準入力へそれぞれ渡す。その際、取り次いだHIPCメッセージの内容を以下の表示フォーマットに従って画面に表示する。
また、LCMD
とRCMD
が標準エラー出力へ出力したデータもフォーマットに従って画面に表示する。
なお、このツールはsocatと共に利用されることが想定されている。
画面に表示される1行は左から、タイムスタンプ、行タイプ、データとなっている。データが標準エラー出力からのものである場合は、出力をそのまま表示する。データが取り次いだHIPCメッセージであった場合は、メッセージを整形して、タイムスタンプと行タイプに続けて、左からHIPCメッセージタイプ、四角括弧[]で囲まれたヘッダバイト、ボディバイト、縦線||で囲まれたボディバイトのASCII表示の順に表示する。
数値は全て16進数表示である。
出力行の行タイプは以下の通りである。
>
' LCMDからRCMDへ送られたHIPCメッセージ<
' RCMDからLCMDへ送られたHIPCメッセージL
' LCMDの標準エラー出力R
' RCMDの標準エラー出力13:05:00.848300 < HELLO[07 ff 00 05] 43 46 47 49 44 |CFGID|
13:05:00.848535 > SYS[02 6c 00 01] 01 |.|
13:05:00.848535 > SYS[02 00 01 01] 00 |.|
13:05:00.848535 > SYS[02 00 02 01] 01 |.|
13:05:00.848729 < GET[04 00 00 01]
13:05:00.848866 > SUCCESS[01 00 00 01] 00 |.|
13:05:00.849040 R STRUprm.led: 0
13:05:00.849055 < PUT[05 00 00 01] 01 |.|
13:05:00.849207 L led:1
13:05:00.849221 > SUCCESS[01 ff 00 00]
13:05:00.849475 < BYE[06 ff 00 00]
13:05:00.849623 > QUIT[00 ff 00 00]
13:05:00.849754 L end
13:05:00.849912 R end
サーバーとクライアントが共に標準入出力で通信を行うプログラムである場合
hipcdump ./server ./client
サーバーが/dev/ttyS0に接続されていて、通信ボーレートが9600bpsである場合
hipcdump 'socat /dev/ttyS0,raw,b9600,echo=0 STDIO' ./client
サーバーのIPアドレスが、192.168.0.111で、ポート番号が12345である場合
hipcdump 'socat tcp-connect:192.168.0.111:12345 STDIO' ./client
Last modified: 2015/07/27 08:00:59 +09:00